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海外で活躍できる子どもを育てる英語とは

文部科学省が2020年より全面実施を予定している『グローバル化に対応した英語教育改革実施計画』では、『コミュニケーションツールとしての英語の力をつける』ことを目指し、 4技能をバランスよく学べるカリキュラムの作成が進められているようです。

英語は世界共通語として、世界の国の人々とコミュニケーションするための言語として広く使用されていますが、『コミュニケーションツールとしての英語力』とは、いったいどのような英語力でしょうか?

mpiでは「真の国際人の条件」は、英語が流暢に話せることのみならず、様々な人と仲良くなれたり、人としての礼儀やマナーを身につけていることが大切だと考えています。
そこに、お互いを理解しようとする思いがあることは言うまでもありません。

コミュニケーションツールとしての英語力、世界でたくさんの人と仲良くなれるための英語力というのは、一朝一夕では身につかないものですが、mpiでは特に以下3点を大切にすることで、誰でも身につけられると考えています。

① ノンバーバルコミュニケーション(顔の表情や声の大きさ、視線、身振り手振り、ジェスチャーなどによるコミュニケーション)を大切にする。
② 国際的に通用するマナーを育成する。
③ 自分の意見を持つ。

以下、1つずつお話していきます。

① ノンバーバルを大切にする

コミュニケーションは言葉の行き来で成立すると考えがちですが、人間のコミュニケーションの7割ぐらいはノンバーバル(言葉以外の方法)で行われていると言われています。 例えば、顔の表情、身振り、手振り、声のトーンなどは全てノンバーバルといわれます。無表情で“Hello.”と言われてもあまり嬉しくないですよね? またアイコンタクトもとても大切です。 目を合わせないで話をしていると、相手は話を聞いてくれません。

mpiイングリッシュスクールでは、日々のレッスンの中で、まずは講師が表情豊かに話しかける、表情豊かに絵本を読むなどしています。表情豊かにするとはどういうことか、子どもたちにはお手本が必要です。 同時に、クラスメートとニコっとし合うゲームやアイコンタクトを取るゲームなど、ノンバーバルの活動に特化したレッスンを時々行うのも効果的です。
学年が上がるにつれて、聞きやすい声の大きさについての指導も加えると良いでしょう。
ある程度英語力がついた後も継続して、ノンバーバルな活動をレッスンに取り入れることが大切です。

② 国際的マナーを身につける

国際的なマナーとは、基本的には、“気持ちの良いマナー”やコミュニケーションをしたいという“積極的な態度”です。もっと細かく言うと、「自分から手を上げて発言する」「人の話を聞く、反応を示す」 「相手を褒める」「冗談を言って場を和ます」などで、これらは英語のみならず母語である日本語でもできることが大切です。英語教室の中だけでなく、ご家庭でも意識的に実践するといいですね。
mpiイングリッシュスクールでは、発表の順番などを決める際、“Who wants to try?”と聞き、まずは生徒からのアクションを待ちます。極力、先生が順番を決めないようにしているので、生徒と先生の我慢比べになることもあります(活動の内容によっては先生が指示することももちろんあります)。
ただ先生が中心となり何でも決めてしまうクラスは一見整然としているかもしれませんが、生徒が自ら行動しなくなってしまいます。このあたりが国際的なマナーが身につくかつかないかの分岐点になるかと思いますので、先生も根気よく指導することが大切ですね。

人の話を聞く、反応を示す態度の育成には、“I see.”の練習から始めます。何度も何度も促して自然に出るようになるまで練習します。もちろん楽しく練習しなくては身につきませんので、ゲーム性を織り込んで練習を重ねます。

相手を褒めるということは、日本人にとって不得意な分野かもしれません。「言わなくてもわかる」という文化は日本の良いところですが、その文化の良さを認めつつも、言葉に出して相手に伝える練習を、楽しく行います。 教室に入ってきたらまず、先生の洋服や髪型など、何でも良いので褒めるゲームをする。これは高学年の生徒ほど楽しくできます。
どんな練習も、何十分もかける必要はありません。隙間の時間にちょっとだけ、ですが継続的にやることで、徐々にマナーが身についていきます。

③ 自分の意見を持つ

子どもはどの子も自分の意見を持っています。人に自分の意見を上手に説明できるかどうかは、その訓練を受けているかどうかの違いです。
世界で様々な考え方を持っている人と関わることが多くなるにつれて、自分の意見を、よりはっきり、まっすぐに伝える必要があり、より明確な表現が好まれます。意見の無い人は決して尊敬されないのが世界のスタンダードです。円滑なコミュニケーションにこそ、明確な意見が必要です。

レッスンでは、「さあ、意見を聞かせてください」といきなり問いかけても子ども達は口を閉ざします。まずはYes・Noで答えられる簡単な質問に、さっと答える練習からはじめましょう。活動を通して、インタラクション(意味のある言葉のやり取り)を意識的に多くしていきます。
その後に、5W1Hの質問を練習します。トピックを上手に選ぶと、5W1Hの質問に対する答えを並べてスピーチすることもできます。QA活動は考える訓練にもなります。 どんな小さなこと、例えば「チョコレートを好きな理由」でも考えさせると、子ども達から意外な(大人には思いもつかないような)意見が出てきたりします。この積み重ねが中学生になったときのディベート活動にとても役立ちます。 低学年のときからのQA活動を継続的に続けていくことで(QAの内容は学年に合わせて発展していくことが必須です)、子ども達は自分の意見に気づきます。
英語で行うことで、日本語でも考えられるようになり、子どもたちは総合的に考える力を身につけることができます。

上記の①、②、③を関わり合わせ、意識的に授業に活かすことで子供たちは、少しずつ「真の国際人」として成長していきます。
mpiでは、これらのすべてを含めて『コミュニケーションツールとしての英語の力』を指導しています。残念ながら近道はありませんが、毎日の1つ1つの積み重ねが、大きな結果に繋がると確信しています。

QA力をつける→QAシリーズ
プレゼンテーション力を伸ばす→自己表現・スピーチ・プレゼンテーション教材
海外で活躍できる子どもを育てる→mpiの英語教材

投稿日: 2016年02月19日 11:30

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